青い空と白い風
ブルーは川面を見つめていた。
草の中に座り、ただ青い空があるだけの景色。
隣にはカメックスがいた。
「やっぱりマサラの空はいいなぁ〜」
そうつぶやいて、ブルーは足を投げ出した。
本当に平和な、静かな日だった。
ブルーはここで生まれた。
ここで育つべくして生まれた。
なのに――
この平和にひたっていると、突然涙がこぼれた。
まさかこんな平和な日々かくるとは。
「……ごめんね、カメちゃん」
ブルーはつぶやく。
カメックスは首をかしげた。
「ごめんね、盗んで。盗んでしまって」
このこぼれる液体はなぜ、こんなにも――
カメックスはブルーにそっと触れた。
後悔はしてほしくない。
そして自分は、後悔してない。
盗んでくれてよかった。
そう言うことが、できたら。
ブルーはカメックスに抱きついた。
「でも……でもね、あたし、カメちゃんがいてくれて、よかった」
そしてにこりと微笑んだ。
「……勝手すぎるかな?」
カメックスは首を振った。
「……ありがとう」
ブルーはもう一度抱きついた。
マサラの風は、白く吹き渡っていた。
ポケモンリーグでオーキド博士にあんなことまで言われて、
絶対カメックスとの関係があのままスルーされるはずないよな・・・と思ってかいた話。
私は気の強いブルーさんも、こういうはかない感じのブルーさんも好きです。
そのせいか、ブルーネタはよく思いつく。